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あー、大分遅れてすみません。大分、つっても「おおいた」じゃ無いで すよ、当然。 ええと、実家に帰省しておりまして、明日、というか今日(5/6)の 早朝、出発して帰京の予定でなのですが、ようやくこうやって筆をと る時間が出来た訳です。それくらい忙しかった。 うそ。 ちっとも忙しくは無くて、ただただ寝て起きてどたばたとあちこち動 き回って、夜には酒を飲んで寝てしまう、という規則正しく怠惰な生 活を送っていただけです。すみません。 その中で、川、川、と念仏のように唱えていたのですが、なかなか川 に出会えません。市内観光と称して、一族郎党引きつれて、ぐるぐる 海へ山へは行ってみたのですが、川には行かなかった。我が郷里には 川が無いわけではなく、むしろ二本の川に挟まれた城下町として発達 した都市であるし、また、かなり大きな河川の扇状地からなる平野が、 我が街であるから川が基本となっているはずなのですよこれが。 川、川、川。ううむ、大人になってからは川に随分縁遠くなってしま ったのでしょうか。 むかしばなし。 幼い頃から周囲を田んぼに囲まれた田舎町で育ったわたしにとって、 川というか水に親しんで来たと思う。遊ぶといえば田んぼの用水にじゃ ぶじゃぶ入って毎日まいにちザリガニやらカメやらフナを採っていたも のだ。そういう社会的・家庭的に無駄な獲物を水槽やら庭の池に放して、 飼うでもなく、死なすでもなく、ある一定期間観察(というか監禁だな これは)したあと、また家の裏に流れる田んぼの用水に放流する、とい うことを繰り返していたのだと思う。考えてみると、家族の誰か、ある いは友人知人の誰かにその漁獲を認めて欲しかったのかも知れないが、 少なくとも家族においては概ね無関心だ。あたりまえか。死んだザリガ ニを早く捨てろとか、カメを放してから金魚が減ったのではないかとか、 飼い猫がカメと戦っていたとか、そういうことは話題になったとは思う のだけど。唯一の理解者といえる祖父は、随分と早くから仕事からリタ イアしていて、暇さえあればフナ釣りに行って、やはりその漁獲を認めて もらいたいのか、必ず生きたままの魚類をじゃんじゃん(と呼んでいた。 ブリキで出来た、水の入るビクのようなもの)で持って帰って来ていた。 しかし悲しいかな、 「だから、どうなの?」 というのが概ね一致した家族の感想で、祖父もやはり一定期間、2~3 日後には裏の用川に獲物を流していたようだ。キャッチ・アンド・リリ ース(ディレイド)といった風情でしょうか。 私や祖父のやっていたことなんて、飼い猫がうれしそうに、獲物のネズ ミや、長いシマヘビ、まだジージー鳴いているアブラゼミなんかを家の 中に持ってきて、わざわざ飼い主の見えるところにぽとり、と落として、 どうですかエッヘン、と自慢気にしているのと大差無いんでしょうな。 この猫の場合は2秒後にはキャーという叫び声と共に、獲物は猫もろと もホウキで縁側に掃き出されてしまうのですが。そして暫く家の中に入 れてもらえなくなったりする。それでもめげずにまたスズメなんか捕ま えてくる。一説によると、飼い猫の場合は、自分が「飼われている」 という自覚が無く、飼い主の方を「養っている」と思っているのではな いかというフシがあるらしい。猫の話はいいや。私や祖父はそれで家に 入れてもらえなくなった、という経験は無いと思うから、行為そのもの は猫よりはまだ少しはマシといえる。 今、私が住まうるところは田舎とはいえ、自由に出入りできる田んぼのあ ぜ道は無いし、用水は殆ど蓋がされていて、じゃぶじゃぶ入って行けるよ うなところは無い。あったとしてもそこには廃棄物や生活排水が流入して いて劣悪極まりない状態だ。 その危険の度合いは、昔とは、明らかに、違う。 今、我が家にも飼い猫、じゃ無かった男児が二頭いるのだけれど、私(達 の世代以上の者)と同じように、濁ってはいても決して危険ではなく、サ ンダル履きでその季節の水の温度を確かめながら、しかも子供達の負える 小さなちいさな自己責任において遊んでいられる、そんな環境が与えられ ないのは、幸か不幸か。 結果を知るのはまだまだ大分、あとになるのだけれど。 @@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@ つぎはだれだ つぎのテーマーは 【ルーツをたどる】 だとおもうよ!
by wacky_racers
| 2007-05-02 01:40
| わんたん(金曜日)
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