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結論から先に言うと 無限に見せかけるはずだった宇宙は、終わりどころを見失い、 トイレで6200億年泣いた。そのあとの意識はない。 そんな先の話をしてもしょうがない。 でおなじみのサヤツキです。 やっべ、お題を間違えて【結論から先に言うと】だと思ってました。 【結果論として】でした。 似たようなもんですが、アレがナニなので、えーと、すみません。 遅れました。 えらく長い。 結果論として、 私はギネス記録を狙う器でない、ということがわかったのは ある意味ラッキーだったのだと思う。 眉毛の長さのギネス記録。 現在のタイトルホルダーは中国の男性。11.5cm。 それ以前の最長がニューヨークの男性、7.8cmだったという。 人様より少し長めの眉毛を持つ私は、少し興奮した。 このまま伸ばせば、もしかしたら世界を狙えるかも。 眉毛、といっても、私のは文字通り毛色が違った。 通常の眉ももちろん長いのだが、せいぜい5cm程度。 その中の1本だけ、左眉の中央部あたりから 白髪が生えていたのだ。 毛の質感は、通常の髪の毛と同じ状態。 眉毛と髪の毛の質感を比べたことのある人は少ないだろうが 触ってみればわかる。ほら、そう、あれ? 同じ? いや、 まぁいいや。 直毛ではなく、腰の柔らかい、白髪が生えていたのだ。 その長さ9cm。以前のギネス記録ならゆうに超えていたのだ。 しかも、眉でありながら突然変異的に髪の毛と同じ質感。 伸び続ける可能性がある。そう考えた。 絵柄にすると、えーと、んー、あー。 実物を晒すと見ている人に精神的ダメージを与えることになるので 私にクリソツという石◯防衛大臣にご登場いただこう。 こんな感じ。 デフォルトで今にも泣きそうな顔。他人とは思えない。 私に会ったことのある全国3万2千人程の方々は そんな白髪眉毛は生えてなかっただろ、と突っ込むかもしれない。 しかし実際、生えていたのだ。細ーい白髪だから目立たなかったのだ。 この長さになるまで私自身が気付かなかったほどに。 普段は下に垂れず、横方向に流して髪の毛の中に収納していた。 気付かれないのも当たり前である。 私が最初に、眉毛の異変に気付いたのは去年の夏。 1000円カットの店へ散髪に行き、その翌日に気付いた。 ビローンと長い白髪が生えていたのだ。 その時は素直に、邪魔だな、と思い、ブチっと抜いてしまった。 つまり、今回の毛は2代目だ。 今年の初め、同じく1000円カットの店で毛を刈った翌日、 またビローンと生えている白髪に気付いた。 翌日ってのがミソで、 頭全体が短くなった分、他の毛に行くはずだった養分が 白髪眉毛に集中したのかな、と変な想像をしていたけれど そんなことはない。たぶん。 で、前述のギネス記録の情報を知ったのもそれくらいの時期。 これは伸ばさねば、と、眉毛育成プロジェクトがスタートしたわけだ。 先の画像を見ればわかるが、この毛、かなり邪魔である。 髪の中に素直に収納されていれば問題ないのだが 時折ダランと下に垂れてくる。 たかが毛1本とは言えど、視界の天地にまたがってゆらゆら揺れると ふだん温厚なハンガリー人でも少しイラっとするだろう。 私はハンガリー人ではないし、中学校時代から心の平静を保つ訓練を ずっと続けているので、なんのことはないのだけど。 しかも、ヒゲを剃るときにも気を付けねばならない。 ただでさえ(中略) というわけで、人知れず様々な苦労をしながら大事に守って来たのだ。 10ヶ月間。 大切に、大切に、とは思いながらも、 いつ抜けるかわからないたかが1本の毛を自分のアイデンティティの 拠り所とするのは危険、という事実も自分に言い聞かせねばならない。 お前は大事だよ、でもいつでも出ていっていいんだよ、と 気まぐれな野良猫に餌付けしている心境である。 どんな心境だ。 んで、この前の日曜日。 半年ぶりに床屋に行った。 今回は1000カットの店でなく、ちゃんとした床屋だ。 5年ぶりになるのか。まともな床屋は。 なんでまともな店に行ったかというと、 その説明がまた長いことになる。 私は今月下旬に熱海に一人旅をする予定なのである。 よくある、退職記念のお疲れさま旅行。 海が見える専用露天風呂付の客室。食事は朝も夕も部屋出し。 1泊ヨンマンニセンゴヒャクゴジュウエン也の部屋だ。 高級宿ではないが、中途半端に高い。 もちろん一人旅でなければもっと安いのだが、 私の人生に二人旅を求めるのは 岩下志麻さんに流ちょうな関西弁を求めるのと同じ位不可能なことだ。 んで、そういう宿に、普段の私のままの みすぼらしい格好で、しかも一人で行くと 「あ、こいつ、死に場所を探しに来たな」と思われるのである。 もしくは「悪いコトした金で遊ぼうとしてるな」である。 少なくとも「分不相応な背伸びをしてる掃きだめ中年野郎」という評価だ。 宿の対応はぞんざいになるに違いない。 そこで、あれだ。身なりをちゃんとしようと思ったわけだ。 2、3年に1度しか履き替えない靴も、ちゃんと買おう。 わんたんさんが以前、見るに見かねて【新しい靴】というお題を出し 私に靴を買わせようと促した時にも適当に無視したけれど、 今回は買おう。ジャケットも買おう。パンツも買おう。 ええい、髪もちゃんと切ろう。という流れだ。 ヴィトンのバッグ以外は全身がファッションセンターしまむら、 というアンバランスOLみたいにはならないぞ、という決意だ。 私はブランド品には興味がないけれど。 というわけで、床屋である。美容院でないのが私らしさである。 街を歩いていて、ふらりと選び、入った。予約なし。 「癒し」がテーマの店だと看板にある。よくわからないがまぁいい。 カットとシャンプー、髭剃りを頼んだ。 カット。バリカンでガーっと半年分の毛を刈る。特に癒しはない。 シャンプー。念入りに優しく。うん、少し癒しを感じる。 髭剃り。仰向けになり、蒸しタオルを乗せられ、シェービングクリー… そこからの意識がとだえた。完全に熟睡。 起きた時にはすべてが終わっていた。 鏡を見る。すっきりとした髪。 キレイに切りそろえられた眉毛。うん。眉毛。すっきり眉毛。 散髪メニューに眉毛カットという言葉がなかったので油断したのだ。 1000円カットのおばちゃんはしっかり律儀に眉を避けて 髪の毛だけに仕事を集中していた。だからこそ生き残っていた眉毛。 10ヶ月の苦労は寝ている間に消えた。 来年の春頃にはギネス申請する予定だったのに。 結果論として、 私はギネス記録を狙う器でなかったのだ。 もっと、こう、確固たる決意、不断の努力、眉への愛情。 そういったものをしっかり維持してこその記録であるべきなのだ。 野良猫の扱いではダメだったのだ。 あいつは、あいつは、あいつは、あいつは…… うぉーーーーーーーーーーーーーーーーーー(鼻くそをほじりながら)。 ともかく、私のアイデンティティーは崩壊することなく うっすらとした寂しさだけが残っています。 肝心の髪の毛の方は、ただのスポーツ刈り。 風来坊の板前風。やるせない。 お次はどんどんどん。 お題は【メランコリー】でお願いします。 今、長山洋子が唄ってたので。梓みちよの曲。
by wacky_racers
| 2007-10-08 14:59
| サヤツキ(月曜日)
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