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ハイ、皆さんあけましておめでとうございます。 今年もよろしくお願いさせていただくぞ。 よいな? そんなわけで、2008年が始まりましたね。 皆さんはどんな年越しを迎えられたでしょうか? 家族と過ごしていらっしゃった方、友達と過ごしていらっしゃった方、恋人と過ごしていらっしゃった方もいるでしょう。 僕は年越しの瞬間一人でトイレにいました。 どんな人にも平等に新しい年はやってきます。 いいんですよ、トイレにいたって。 あー、そんで今回のテーマは【ねずみちゃん】らしいですね。 ちゃん付けなところがポイントなんですかね。 無駄にフレンドリーです。 サヤツキさんはペットにねずみを飼っているのかもしれませんね。 自宅でペットのねずみに向かって「○○ちゃん、君はいつでもかわいいなぁ。いっそのこと人間になってくれないかなぁ。グラマラスな美女希望。ぐへへ」などと言っているのかもしれませんね。 もしかしたら、僕とサヤツキさんはとても似ているのかもしれない。 鼻血が出そうなほどどうでもいい話なので置いておきます。 では、早速本編へごー。 ねずみちゃん ねずみちゃんは小学2年生の女の子。 ねずみ年に生まれたからねずみちゃんです。 フルネームは秋山ねずみです。 ねずみちゃんはその名前のせいで、クラスメイトからいじめられていました。 「やーい、ねずみー!ねずみー!どぶねずみー!バッチーからちかよんじゃねーぞ!」 小学生の貧困なボキャブラリーを用いて精一杯罵倒していますね。 カラスの糞にも劣るくらいの知能程度であることが伺えますが、まだちっちゃいねずみちゃんには結構つらいものがあります。 ある日、ねずみちゃんはママに相談してみました。 「クラスのみんながね。あたしのこと『ねずみー!ねずみー!』っていじめるの」 「だって、そうじゃん」 大体にして、全ての元凶は名付け親のこの人です。 将来的に当然予想できるこの状況を全く想定できない程度の頭ですから、ねずみちゃんの言わんとしていることを一発で理解できません。 「でも、『どぶねずみ』とか『ばっちい』とか言われるの」 「ああ、ああ、そういうことね。酷いこと言う子がいるもんねぇ」 「どうすればいいかなぁ?」 「とにかく、頑張るのよ」 そのまま焼却炉に突っ込みたくなるようなナイスアドバイスをもらったねずみちゃんは、次第に学校に行くのが辛くなり、家に閉じこもりがちになりました。 そんなねずみちゃんを見て、さすがにママも心配になってきました。 「このままこの子が社会不適合者になっちゃったら、恥ずかしくて外にでれなくなっちゃうわ」 心配するポイントが人間不適合です。 いよいよ、悲劇的な結末が目に見え始めてきましたね。 一方、この様子を天国から見ている、二人の老人がいました。 「……おい、佐藤」 「……なんだい、秋山」 「てめーんところの娘ぜんっぜんダメじゃねーか!このままじゃお前、ねずみがかわいそうだろーが!どんな育て方してんだ、バーカ!」 「じゃあかあしい!お前んとこの息子だって仕事仕事で全然ねずみのこと見てねーじゃねーかよ!人のこと言えっか、アーホ!」 二人はひとしきり小学生レベルの悪口合戦を展開した後、息を切らしながら言いました。 「まぁ、なにはともあれ……」 「この状況はまずいよな……」 二人は、閻魔大王に頼み込んで少しだけ下界に降ろしてもらうことにしました。 佐藤のおじいちゃんが懐から写真を取り出して、これ見よがしにピラピラさせながら言います。 「大王様とあろうものがこれはまずいんじゃねーのぉ?」 「う……き、貴様なんでそんな写真を……」 秋山のおじいちゃんが調子を合わせます。 「おや、こいつは悪徳議員と評判の悪かった政治家ですね。こいつが天国に来たのは意外でしたが、こんな裏があったとはねぇ。地獄の沙汰も金次第ってのはこのことを言うんですねぇ、大王の旦那」 「……わ、わしにどうしろというのだ」 大王を見事説得しきった二人は、揃ってねずみちゃんの枕元に立ちました。 「ねずみ!」 「ねずみ!」 そろって声を張り上げます。 ねずみちゃんはびっくりして飛び起きました。 「え……ええ!?おじいちゃん!?あわわわわ。なんまいだーなんまいだー、成仏してー!」 「ぐああああ!」 佐藤のおじいちゃんは成仏してしまいました。 秋山のおじいちゃんが慌てて静止します。 「ま、待て、ねずみ!ストップ!とりあえず念仏ストップ!」 「ほえ?」 どうにか窮地を脱した秋山のおじいちゃんは、軽く咳払いをしてから切り出しました。 「俺たちはねずみを助けにあの世から帰ってきたんだ。佐藤のおじいちゃんは、まぁ、ちょっと残念だったけどな」 「ほんと?」 「うむ。ねずみが今苦しんでいることは、おじいちゃん誰よりもわかっているぞ。そこでねずみにナイスアドバイスをしてあげよう」 「なんだろう……」 ねずみちゃんはドキドキしながら次の言葉を待ちました。 「気合でどうにかするんだ!」 おじいちゃんはそう力強く言いきると、親指を立てながら天国へと帰っていきました。 なんだこれ。 次回のテーマは【男のロマン】だよ!
by wacky_racers
| 2008-01-02 19:12
| 加湿器(水曜日)
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